お引越しする。

2023年6月16日

今住んでいる部屋が、だいぶ手狭になってきたので引越しすることにしました。といっても以前のように好き勝手にどこにでも住むわけには行きません。本来であれば沖縄でも北海道でもハワイでもインターネットさえは繋がっていれば、どこでも住むことが出来ます。しかし今はこの体だけにそう言う訳にもいきません。それでいくつか住む場所を考えると病気する前に住んでいた所、病院の近く、今住んでいる場所と、それで良い物件がないと仕方ないので、物件探しから始めて二ヶ所見つけました。一つは以前住んでいた場所の近くにあったマンションで、7階建ての7階でかなり洒落た建物でした。
もう一つは、今住んでいる近くで部屋はかなり広く綺麗です。悩んだ末にマンションは地震でエレベーターが止まる可能性があり、この足で7階を登り降りするのは不可能なのと、地域を変えると今やっているリハビリ関連を、全て変えることになるので結局近くの物件に引っ越すことにしました。
物件が決まり契約が済むと具体的に引越しをしなければなりません。何度か引越しをしたことはありますが、殆ど自分でやり大きい荷物だけ赤帽さんに運んでもらいました。
しかし今回はそう言う訳にはいかないので引っ越し業者に依頼することにし、
それで大手の引越し業者2社に見積もりを依頼すると営業の人がやってきました。
最初に来たのは「引越しのS社」で、営業担当者は部屋に来るといきなり安っぽいお米を一袋差し出してきました。なにやら挨拶がわりにお米て釣ろうとしているようです。そしてすかずS社がいかに素晴らしかということを分厚いファイルをみせながら説明します。最初は、あ、そうですかと言った感じ聞いていると、今度はクイズのような質問してきて、引越しでトラブルは何%あるとおもいますかと聞かれたので一割ぐらいと答えると、その営業マンはいや三割もあるんですと言い、だから我が社のような業界一位の引越し屋に依頼すべきですとでも言いたげでした。
それで肝心の引越し料ですが最初13万と提案され、それを削って10万でどうですかと言われ、少し考え込んでいると今決めてもらえば9万4千円しますとその営業は提案してきました。今決めれば9万4千円って、まあお米も貰ったし良いかなと半分くらい思ったのですが、
やはり別の引越し業者の見積りも貰うと言うと、そうですかそれでは後でまた電話しますと言ってすごすごと帰りました。そして暫くして
別の「引越し業者A引越しセンター」の営業担当が来ました。
その営業担当は自社のアピールなどせず、単刀直入に金額を提案してきましたが、その金額はS社よりかなり安い金額でした。その後、S社の営業担当が電話してきたので「よくも俺を騙そうとしたな何が今決めれば9万4千円だ、引越しで3割トラブルがあるとか言ってたけどそれはお前の事だろう」と言ってやろうと思いましたが、もういい大人なので「御社には依頼できません」と断りました。
すると、そうですかと少しガッカリしたような感じで電話を切りました。営業は正直にやらないとダメなんだよね。
その後、引越しも無事完了して住んでみると、寝室の窓からの木々の風景が心地よくマンションの無機質な空間よりこちらの建物を選んで正解でした。