クリエイティビティと介護

2023年8月5日

3年間担当していたケアマネージャーが代わった。
担当していたケアマネは身長が190センチ近くある大男で、一般的にケアマネは女性で主婦ぽい方がやっているイメージですが、何故か大男のケアマネが担当していました。
大男と言ってもそんなに厳つい感じではなく、部屋に来ると愛想良くニコニコしています。
仕事と言えば基本的に月に一回スケジュール表を持って来るぐらいです。仕事ぶりは可もなく不可もなくと言った感じです。可もなく不可もなくとは、その大男のケアマネしか知らないので比較出来ないのと、最初はケアマネの仕事自体よくは知らなかったからです。
それである時やめていた訪問リハビリを新規に再開しようと思い、大男のケアマネに話すとなかなか動かず探す様子もないので、そもそも訪問リハをやっている事業所がないのかと思っていました。その後、デイの職員に聞くと訪問リハをやっている事業所をいくつか教えてくれました。そのことを大男のケアマネに伝えると、何かバツが悪そうにしていました。考えてみると、この大男のケアマネは最初に決めたことをただやっているだけで、こちらが希望していることを言うと「探してみます」「駄目でした」と言うくらいでした。それにケアマネとして何か提案してくることもなく、あまり手間を掛けたくないのが本音なんだなと言う感じです。
それで事業所に話をして別のケアマネに代えてもらう事にしました。その後、新しく来たケアマネはかなりのベテランの女性のケアマネさんでした。
その女性のケアマネさんに代わるとケアマネの仕事の有り様が初めてわかりました。何が違うかと言うとこちらが一つ希望をだすと10個ぐらい返ってきて、「これでいいです」と言うと、「いやまだ別のやり方があるからやってみましょう」何て言ったりします。このベテランのケアマネさんは利用者のことを良く考えていることが伝わってきます。少し変わった言い方をすると、何か問題があると、それをどうすれば解決するこたができるのかを楽しんでいる感じさえします。そこに損得などなく改善することに、やり甲斐を感じていることが分かります。そうすると、あの大男のケアマネは何だったんだろうなと言う気がしてきます。最初は単純に能力の問題だと思いましたが、そうではなくケアマネの仕事は熱心やればやるほど仕事量が増えるわけで、それならばできるたけ利用者に情報を与えないた方がよいわけで、たぶん貰えるお金は同じだと考えらば、最小限の作業量で効率的に行いたいというのが本音なのかもしれません。それに薄々感じていた事ですが、介護や福祉の裏にある利害関係もある様な気がします。
介護とか福祉の仕事は、結局、最後は仕事に対する個人の「志」の問題でしかなく、合理的に仕事をしたいなら理不尽な事を言われながらも高額な給料を貰えるビッグモーターみたいな会社に勤めた方が良いです。

月に一回くる訪問看護師さんが言っていたのは、「僕らの仕事は金銭より患者や利用者さんに役に立てれたかということが一番なんです」と言ってたことを思い出します。良い仕事ができる人はいかにイマジネーション創造性を持って仕事ができるかと言う事です。
つまりはクリエイティビティのある介護なのです。


○平行棒
パソコンをやり過ぎて体のバランスが大分悪くなり歩行が不安定になってしまいました。
毎日、絶対的に歩く量が足りないことは分かっているので、部屋の中で歩ける様にルームランナーでも買おうかと思いましたが、
今の足の状態では上手く使いこなせそうにないので平行棒を部屋に設置しました。
器具と違い気楽に使え気が向くと平行棒を使いグルグルと歩いています。