オンラインリハビリの可能性。

2023年9月24日

入院している時に退院後のリハビリをどのようにすれば良いかと考え、ネットを使ったリハビリができないかと病院の偉いセラピストさんに話したことがあります。その時は、まあ将来的にはあるかもしれませんね、何ていってました。
退院して一年ほと経った時、突然コロナウイルスが世界中に広がり生活が一変しました。
まさか自分が生きている間に、このような映画見たいな事態になるなんて思ってもみませんでした。そうするとオンラインでコミュニケーション取ることが特別なことでなくなり、リハビリもzoomを使ったオンラインでリハビリをするところが現れました。
それはコロナが落ち着いた後も続き、以前から一度行って見たかった自費リハの施設が東京にあり、しかし東京までそう簡単には行けないのでオンラインでリハビリを受けてみることにしました。その自費リハビリを運営しているセラピストのyさんはyoutubeでリハビリの情報発信をしていて、いつもその動画を見ていたのでyさんの人と業は知っていました。ですのでオンラインリハビリを受けることは特に不安はありませんでした。ただこちらの情報は分からないので事前に病状と以前撮影した歩行時の動画を送りました。オンラインリハビリ当日、指定の時間にアクセスし最初簡単に挨拶してまずは脳梗塞の経緯と今の体の状態を話しました。
そうすると直ぐに体を具体的に動かす指示があり、最近設置した平行棒があるので場所を移して平行棒に掴まりながら指示のもとに体を動かし、分かりにくい部分はyさんが動きを見せなが指示してきます。
そうしていると1時間はあっというまでした。オンラインでリハビリをやってみると、初対面なので直ぐに効果あるリハビリができるかと言うとそういった訳にはいきませんが、とても面白い経験ができました。まあ1時間一人で体を動かすとなると難しい部分もありますが、相手がいると比較的こなせる時間ではあります。一番良いのは相手のセラピストとコミュニケーションがすでに取れていて、こちらの体の状態や性格を理解しているセラピストであれば、より効果的にオンラインでもリハビリができるものと思えます。これからの退院後の病院でのリハビリは、通所や訪問リハビリの他にオンラインリハビリもあっても良いのではないかと思われます。またこれからは個人でセラピストがオンラインでリハビリをすることも考えられます。因みに今回のオンラインリハビリの費用は1時間7700円でした。これが高いのか安いのかは分かりませんが、もう少し割安にすればそれなりの需要はあるのではないかと思われます。
次回は、今通所で週一回通っているKリハビリクリニックのセラピストを入れ、自費リハのyさんとオンラインで繋ぎ3人でリハビリをすることになっています。