検査の結果 3

癌細胞の検査結果が一週間後に出ました。検査の報告にあたり兄と姉夫婦が立ち会ってくれました。その頃、インフルエンザで面会できなかったので、会うのも一ヶ月ぶりくらいでした。個室で担当医からパソコンのモニターに映るCT画像見ながらの説明になります。まず最初に医師からの言葉は「今回、とても厳しいことをお話ししなれでばなりません」という言葉から始まりました。この時点でもう「アウト」だなと覚悟を決めました。モニターに映る盲腸にできた癌の写真を見ました。決局、盲腸にできた癌が擦れて出血し下血に至ったようです。それで癌の転移についてですが、盲腸にできた癌の近くのリンパに転移している画像を見せられました。やはり転移していたかと、あとは医師の話を聞くしかありません。医師の説明によると、この癌の近くにあるリンパに転移した癌であれば、盲腸と一緒に切除できるとのことでした。それで問題は、離れた箇所に癌が転移しているかということで、いろいろなCT画像を見せられたのですが、現時点で見る限り明らかに癌が転移しているかは判断できないとの話になり、それで手術を担当する医師らと再度検討することになりました。しかし、最終結果が出てないのになぜ今、親族まで呼んで検査結果を伝えるのだろうかと思いました。また数日間モヤモヤした気持ちで過ごさなければなりませ。それに最初の医師の言葉は何だったろうかという感じです。
医師からの説明が終わり最初に言ったのは「好きなことをしてきたので、もうこれで良しとするしかないよ」「四人兄弟の4番目で、最後に死ぬのも嫌だし」それから「これはもしかして物凄くラッキーなことかもしれないと」何故ラッキーなのかは、また後で書きます。
検査結果の報告から数日後、悶々としながら病室のベッドに寝ていると、いきなり手術を担当してくださる外科医の先生が入ってきて笑顔で一言「手術するよ!」言われ、いきなりだったのですが思わずこちらも少し微笑みながら「手術するんですかと」答えました。手術をするということは転移した癌が見つからなかったということです。その時に外科医の先生とは初対面でしたが、先生の気持ちが凄く伝わってきました。多分、癌の転移がなかったことを一刻も早く患者に伝えたかったのだと思います。それも一度も会ったこともない患者に、何て素晴らしいお医者さんなんだろうと思いました。それから一時間ぐらいし、ノコノコと本来の担当の若い医師がやってきて「手術します」というので「知ってるよ」というと、あっけに取られた感じで「さっき外科の先生が来て教えてもらったよ」いうと「そうですか」と言い戻って行きました。本来、お前が先に来て癌の転移の「有る無し」を伝えるべきなのに、同じ医者でもここまで違うかという感じです。まあ、とにかく手術ができることがわかり、心の重荷がだいぶ楽になった次第です。ただ手術の当日になり、また生死に関わる大変ことが分かったのです。