夜中に熊ドンがやってきたよ!

2019年11月1日

石和のリハビリ病院へ移り、1週間ほど経った夜中に熊ドンがやってきました。
私はまだ完全介護の状態なので、当然オムツをしていて、そのオムツを熊ドンが取り替えにきたのです。熊ドンは私のお尻を拭き拭き言いました。
「お尻を拭きましたがどうですか?私は良いと思うんですけど」
この人は何を言っているのだろうと思いつつ、「君が良いと思うなら良いんじゃない」と答えました。
それから数日後、また熊ドンが夜中にやって来て、オムツのあて方を私に質問してきました。
「オムツは三角あてですか?」
オムツのあて方など当然知らないので、「わからない」と答えると、こんどは私のお腹の上でオムツをパタパタと素早くあて始めました。私は「君、オムツ早あてコンテストがあったら優勝するね」と言うと、熊ドンは驚いたように「あ、怒ってるのかと思った」と言って、去っていきました。
それからまた数日後、今度は昼間、ズボンの裾をたくし上げ、首にタオルを巻きつけた格好で熊ドンは現れ、お風呂に行こうと言い、ストレッチャーに乗せられた私はお風呂へと連れていかれました。そして当然ながら、病院着を脱がされてしまいました。その様子が昔、銭湯にいてお客さんの背中を流してくれた三助みたいに思えたので、それからしばらく熊ドンの事を「三助さん」と呼んでいました。
リハビリ病院は当然、自立を目標にした看護をしていかなければなりません。そのためオムツをしていた私もポータブルトイレを使うようになりましたが、しかしその頃、私はまだポータブルトイレから1人で立ち上がることができませんでした。
そしてある晩、ベッド横に置いてあるポータブルトイレで用をたした後、私はそこから動けなくなってしまいました。そしてやってきた熊ドンに後ろから引っ張ってもらい、何とかポータブルトイレから立つことができたのでした。しかし、夜中に尻丸出しで何をやっているのだろうと思うと、何か可笑しくなってしまい、笑ってしまいました。熊ドンと私はかなりの年齢差があると思いますが、何か笑いのポイントが似ているのか、話をしているととても面白くて、高校の同級生みたいな感じなんです。つづく