脳梗塞のリハビリ

2019年9月8日

脳梗塞などによって脳がダメージを受けると、脳は元に戻ろうとしたり、失った機能の代わりとなる新たな機能を動かそうとします。この脳の働きを促して、発症前の状態を目指すのがリハビリテーション(リハビリ)です。リハビリには、症状が安定してからすぐに始まる急性期リハビリと、治療が一段落した後から始まる回復期リハビリ、退院後の慢性期リハビリがあります。

身体は動かしていないと、床ずれや筋力低下、関節拘縮などをもたらすため、それを防ぐために早期からリハビリを始める必要があります。そのため、急性期リハビリは、姿勢を整えたり、手足の関節を動かしたり、筋力をつける運動をしたりすることが中心となり、起き上がって座れるようになることを目指します。
回復期リハビリには、理学療法としての杖や器具を使った歩行訓練、作業療法としての食事や更衣、トイレなど日常の動作を取り入れた訓練、言葉を話せるようにする言語聴覚訓練、ものを飲み込めるようにする嚥下訓練などがあります。なお脳梗塞の発症後は、可能な限り早く(9日以内)に回復期リハビリに移った方が回復が早いという報告もあり、自分から医師に早期のリハビリ開始を申し出ることも大切です。
慢性期リハビリは家や社会の中で、発症前の生活に戻すことを目指した訓練になります。手すりをつけたり、段差をなくすといった家の改修が必要な場合もあります。

Posted by beaconomori