脳梗塞の再発

2019年9月17日

脳梗塞は再発しやすい病気で、再発すると重症化する傾向があります。特に心原性脳塞栓症は再発を起こしやすく、急性期(発症後3か月間程度)は注意が必要です。
脳梗塞を再発するということはもともとあった後遺症に新たな後遺症が加わるということになるため、それまで杖で歩いていた人が完全に歩けなくなる、それまで自分で食べていた人が、ものが飲み込めなくなり、栄養状態が悪化、感染症にかかりやすくなり、肺炎などの合併症を発症、命を失うという可能性もあります。
こういったことから脳梗塞は再発予防が重要になりますが、再発予防は血栓ができなくなるようにすることが大切です。そのためには血栓を予防する抗血栓薬の服用が欠かせません。またラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞は血液内の血小板が固まることで発症しますので、抗血小板薬の服用が、心原性脳塞栓症は血液内の血液凝固たんぱくが固まることで血栓ができるので、抗凝固薬の服用が必要です。
血栓を薬で抑えると脳出血が起こりやすくなることもあるので、薬の種類や用法・用量について医師に定期的に適切かチェックしてもらい、正しいものに変えてもらうことが再発の予防につながります。
なお、高血圧や高脂血症、糖尿病といった脳梗塞の危険因子を減らす努力がとても大切ですので、食事や運動に注意を払いましょう。

*参照文献:脳神経外科疾患情報ページ

Posted by beaconomori